2007年10月9日火曜日

修士課程のこと

今回は自分自身の事について少し書きたいと思います。現在私が所属しているリバプール熱帯医学校(LIVERPOOL SCHOOL OF TROPICAL MEDICINE:LSTM)の熱帯小児科修士課程は1年間3学期制のコースで1学期2学期は講義や実習を中心に行い3学期のフィールドワークと論文作成に備えて準備をするカリキュラムになっています。現在は1学期で寄生虫学(いわゆるサナダムシ、マラリアなどの学問)と微生物学(いわゆるバイキンなどの細菌とHIV/AIDS、インフルエンザなどウイルスを取り扱う分野)の勉強をしながら金曜日はフィールドワークのための準備(研究のデザイン、PCやウェブの利用法、情報収集の仕方など)を学んでいます。課題、文献チェック、テスト準備など盛りだくさんの内容で日々のタスクをこなしているとあっという間に1週間が過ぎていく毎日です。
 先週末修士課程の教授から興味深い文献を紹介していただき自分にとって有用なテーマを見つけることができました。現在小児に関する途上国を中心とした保健医療のトピックは下痢症に対するORS(ORAL REHYDRATION THERAPY:イオン飲料を飲んで下痢を乗り切りましょうという試み)、マラリア、HIV、TB(結核)などの感染症対策が中心で、栄養対策が影になりがちな状況にあるのですが、栄養改善プログラムに関した文献を読み非常に興味を持ちました。この修士課程の論文作成に向けて様々な文献を読みながらプロジェクトを計画したいと思います。
 まだまだコースは始まったばかりですが一つ一つのステップをこなし楽しんで1年間をおくっていきたいと思います

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